こんにちは。
営業部 売買営業課の長尾です。
今日は、住宅ローンについてお話しさせていただきます。
突然ですが、生命保険って入られていますか。
万が一の事があったときのために、
また、病気で通院や手術をしなければならなくなったときのために、
色々な保険をかけられていることと思います。
実は、住宅ローンにも、生命保険がくっついていることをご存じでしょうか。
その生命保険とは、団体信用生命保険(略して団信。以下、団信と書かせて書かせていただきます。)という名前の保険です。
もしも住宅ローン返済中に、死亡もしくは一定の高度障害状態になってしまった場合に、
この団信によって、その時点の残りの住宅ローンを完済するという仕組みです。
通常の生命保険と同様、本人のため、そして何よりも遺されたご家族のためにある商品です。
団信の保険料は、一般的には、銀行負担(つまりお客様の負担は無し)というところが多いですが、
別途お支払い頂くパターンもございます。
また、最近は、死亡と高度障害状態に加えて、
がんになった場合や、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった場合にも、
団信が適用されるがん団信や、三大疾病の団信もお客様の需要が増えています。
(それらはオプションで通常の金利に上乗せしたり、
場合により銀行のキャンペーンで、がん団信は通常の団信と同じ金利で加入頂ける場合もあります。)
ここで、住宅ローンを組んで住宅を購入する場合のシミュレーションをお話しします。
例えば、3,000万円の住宅ローンを組まれた場合、
借入期間は35年間、変動金利0.975%の場合とします。
毎月のお支払い金額は、84,336円となります。
(ちなみに住宅ローンの返済シミュレーションをするときに、
上記の想定条件の場合、借入金額100万円あたり2,811円となりますので、
ご希望の借入金額に合わせてシミュレーションをして頂ければと思います。
1,000万円なら、2,811円×10倍で、28,110円、
2,000万円なら、2,811円×20倍で56,220円といった感じです。
また、戸建ではなく、分譲マンションを購入される場合、
毎月の返済額に加えて、管理費・修繕積立金・駐車場代などが別途かかります。)
仮に、仮にですが、
住宅ローン返済中にもしものことがあり、
死亡や高度障害状態、三大疾病などになった場合、
住宅ローンの残債は団信をもって完済され、
購入した住宅はそのまま残ることになります。
(※ただし、住宅(不動産)を所有しているかぎり、
固定資産税はかかり続けますので、
完全に住宅にかかる支出が無くなるわけはありません。)
人生における支出の中で、食費や光熱費なども大切な支出ですが、
住宅にかかる支出、つまり家賃のウエイトは大きいと思います。
賃貸にも、購入にも、それぞれメリットやデメリットがありますが、
住宅ローンを利用して住宅を購入するということは、
ある意味で、もしものことがあったときに、
家というかたちの保険金がおりてくる生命保険に入るようなものだという視点で、
住宅の購入を検討されるのも1つではないかと思います。