こんにちは、管理部の福永です。
お盆休みに、ついに行ってきました。
長崎原爆資料館・平和公園・永井隆記念館に。
妻の実家が長崎市内で、毎年お盆とお正月には帰省しており、ここ数年いつか行こうと思いながら、つい行きそびれていました。
戦後70年の節目の年の終戦(敗戦)の日の前日に、今年こそはと奮い立ち、一人で行ってきました。
まずは原爆資料館、目を覆いたくなるような悲惨な写真の数々を見ました。想像していた通り、胸に鉛の塊が入ったような重苦しい気持ちになりました。(これが行きそびれた最大の理由だったのですが)
どんなことがあっても原爆投下を“仕方がなかった”などとは思ってはいけないし、思わせてもいけないと思いました。
また、東京裁判でアメリカに“平和に対する罪・人道に対する罪”で日本が裁かれたことへの憤りを改めて強く感じました。
【原爆資料館入口】【原爆資料館外観 館内は撮影する気になれなかった】
次に平和公園、近くで見ると圧倒されるような平和記念像の雄大さに平和への切実な願いを感じました。
ただ、戦争をひたすら忌み嫌い、遠ざけることが、平和を保つことではないと思います。
もっと歴史を知ることが必要だと感じました。
【平和記念像】【永井隆著の“長崎の鐘”のモニュメント】
最後に永井隆記念館、ここが今回のプチひとり旅の最大の目当てだったのですが。
「永井隆さんに会いに行く」これが念願だったのです。もちろん故人なので、本当に会うことはできないのですが、偉大なる先人の縁の地に赴き、そのオーラに触れて元気や勇気を頂くことを、私は勝手に“会いに行く”と言っています。例えば、鳥濱トメさんに会いに知覧に行ったり、広瀬武夫に会いに広瀬神社に行ったり、立花宗茂に会いに柳川に行ったり、その父高橋紹運に会いに岩屋城跡(これは過去にこのブログでアップしました)に行ったりしています。
今回、永井隆さんにお会いできて、本当によかったです。想像を絶するような逆境のなかで、想像を絶するような苦難を全て原動力に変えて前向きに生きていく。人間というものは、ここまで強く・優しく・気高く生きることができるのかと、感動し鳥肌が立ちました。“日本人の誇り”に触れさせて頂きました。
【記念館入口】 【如己堂 畳2枚の住まい】 【色紙 己の如く人を愛せよ】