【地盤調査はなぜ必要?】
地震発生時はもちろんですが、軟弱な地盤の上に建物が建つと普段から少しずつ沈んでいきます。きちんと建物の重量を支持できるかの確認が地盤調査です。どんなものが『悪い地盤』かというと基礎の下が硬かったり、柔らかかったりと不均一な状態が『悪い地盤』となります。基礎の下に硬い箇所と柔らかい箇所が混在していると沈む場所とそのままの場所とで基礎が割れたり、建物が傾いたりするのです。
この‘不均一さ’があるのか、無いのか? これを調べる必要があります。
【やりすぎも禁物】
地震が各地で発生する度に「過度な地盤改良」をする傾向があるそうです。
確かに強ければ強い程良いのですが、そこには「コスト」が必ず発生するもの。
世の中には良好な地盤がたくさんあり、改良不要な地盤もたくさんあるのです。
その見極めは、地盤調査を請け負う会社の技量にもよります。
「地盤改良工事をする会社が調査をする」場合と、単純に「地盤調査のみをする会社」の場合では、前者の方は改良工事が増える傾向がある様です。 地盤調査は、ハウスメーカーや改良工事会社では無く、「地盤調査会社」に依頼する方がより確実な判断が可能かと考えます。
調査専門会社例)
ビイック株式会社へリンク
http://www.vic-ltd.co.jp/index.html
【地盤調査には、いろんな方法がある】
1番歴史が長く、もっとも多い方法でスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)というものがあります。簡単にいうと大きな針を地面に刺してその抵抗や硬い部分が何メートル下にあるかを調べるもので非常に単純な理屈で調べるものです。単純ですが土壌抵抗の判断は、「ゴリゴリ」「ザラザラ」「スルリ」など擬音で表すので人の感覚に頼る部分が殆どです。
※SSイメージ
もう1つ、住宅でひろがりつつあるのが、表面波探査による地盤調査という方法があります。
こちらは、ちょっと技術を使っています。イメージで言えば魚群探知機な様な物で、小さな地震を機械で発生させ、地中を伝わってきた波長を観測して地中内部を探るのです。より深く広範囲で探れる事と、システムで判断しますので人による誤差は無くなります。最近、広まってきている理由の1つに無駄な地盤改良をしなくて済む。という事があるようです。
※表面波イメージ
【地盤改良工事】
地盤調査で「不適格」となってしまったら、地盤改良工事が必要になります。
表面だけで済むものから、金属の杭を多数打ち込むものまで、その判断結果により
幅広く方法があります。予算的には、15万円~150万円など幅があるので地盤調査結果により相当な予算の幅が出てしまう事が分かります。
【地盤保証】
地盤調査の結果に基づいて適切な地業・地盤対策・改良工事及び基礎の設計・施工を行ったにもかかわらず、不同沈下が発生し建物に障害が生じた場合、地盤と建物の修復工事を行います。
各社基準がありますので、こちらは契約前にご確認ください。
地震も数多くある日本です。かなり気をつけなければならない点ですが、不安を煽り無駄な地盤改良を勧める業者には、くれぐれも気をつけましょうね。